season's quarterly

数学/物理/プログラミング

大学受験記(個別試験)

season1618.hatenablog.jp

前置き

イキリ受験記です。生存バイアスです。

志望校

昔から大学では理学をやるんだろうなって思ってたんですけど、数学や物理の本は高校でだいぶ読んだし、高校に入ってからは情報系との縁に恵まれるところが多かったし、結構興味も出てきたので夏休みくらいから情報系に志望変更しました。お金がないので国立が良かったです。ある程度上位になるとあんまり違いはないと思っていたので、競プロが盛んな東大京東工大筑波大のどれかが良いなあと思いました。阪大は積分サークルのノリが苦手だった(偏見)。文系は好きでも得意でもなかったので、東大と京大はやめました。東工大は後期が無かったので後期は筑波大に決まりました。第一志望は最初東工大だったんですけど、筑波では他学群の授業が受けられると聞いて筑波に変更して、東工大では他学院の授業が受けられると聞いて東工大に変更しました。11月のことです。ちなみにこれは東工大の先生に直接聞きました。達人erはメンターの先生に大学のことを聞くのもありだと思います。オープンキャンパス(オフライン)も行ってないし、冠模試は既に終わってました。
というわけで前期を東工大、後期を筑波にしました。筑波の後期は情報科学類がないので理工学群です。私大は記念受験的な意味合いが強かったのでまともに調べませんでした(カス)。せっかくの受験なので有名所は押さえておきたいと思って早稲田と慶應理科大に出願しました。ちなみに共通テストですが、私大は独自試験のみで使用せず、国立は両方とも足切りがなかったので、完全に塗り絵でした。
試験日程ですが、第n+1志望の入学金振り込み期限が過ぎる前に第n志望の合否発表があると嬉しいです。国立志望の場合、そんな気の利いた私大はないのですが。僕は最初の合否発表が遅くて、前期の三日前までどこも受かってない状態だったのであまり精神的によろしくなかったです。

勉強

参考書は完全におさがりです。理科大慶應の赤本は兄、東工大と筑波の赤本は先輩からのものです。お金をあまり使いたくなかったので塾も行きませんでした。模試の判定はずっとC以下で、直近の東進模試でも東工大D、早慶E判定だったけど結局全部受かりました。なんか過去問を見る限り普通に受かるよなあと思いつつ、模試の判定では一貫してD,Eとかだったのでおかしいなあと思っていました。まあだから判定とかじゃなくて問題が解けるかどうかを見た方が良いんだと思います。大体どこの大学でも6割取れれば合格できるっぽいです。とはいえ理科大以外はあんまり自信なかった。

筑波大学情報学群情報科学類AC

ACというのはアドミッションセンター入試(AOみたいなやつ)で、ACしたわけではないです。賞状(数オリ、情オリ、PCK、SuperCon)、pdf(電磁気学微分幾何相対性理論)とかを送ったんですけど、書類選考で落ちました。自己推薦書と志願理由書が適当だったかもしれないし、実績が足りなかったかもしれないです。
俺「†情報科学の達人†と申しますw」
情報科学類「書類落ちですw」


俺を落としたこと、後悔させてやるぜ。

東京理科大学理工学部物理学科

理科大って同じ物理学科でも理学部とか理工学部とかあるんですけど、そういうのはちゃんと調べましょう。僕は適当に選びました。共通テスト終わってから赤本を開きました。10年前の赤本です。理科は物理と化学のどちらか一方だったので物理を選択した。
自信はありました。
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慶應義塾大学理工学部学門A

本番二週間前から過去問をやり始めました。10年前の赤本です。
ちなみにスマホに頼らず電車に乗るぞと思って15分くらい路線図を睨んでたけど、結局何も分かりませんでした。悲しい。
感触は微妙でした。数学は終了20分前くらいから見直してたのでほぼ満点取れた自信があるけど、化学は3割くらいしか取れてないと思います。半分空欄だったので。
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早稲田大学先進理工学部物理学科

QuizKnockの山本氏と同じところですね。学科は応用物理なので違うけど(応用物理は第二志望だった)。先進理工という響きがかっこよくて出願しました(カス)。よく調べると基幹理工の方が良かったかもなあという気持ちにもなってくる。早稲田は赤本持ってないので直前に一年分やっただけです。有名大学はネットに過去問載ってるから良いよね。数学は全部記述なんですよね。解答用紙配られたときに知りました。英語は慶應より難しい印象を受けたのですが、後半の方に英語というよりも英語で算数の問題を解くような大問があったので、本番でもそれから先にやりました(←素晴らしい学習能力)。結局英語できないままなんですけど、できないなりに矛先を見つけて戦えたかなあという気がします。当日は強風で電車が遅延したので試験時間が繰り下がって、試験後も遅延してたので帰宅したのが翌日でした。
自信はありませんでした。
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この時点でまだどこも受かってないのでとにかく東工大の勉強を死に物狂いでする必要があります。

東京工業大学情報理工学院

10日前に赤本を開いたときは馬鹿なんじゃないかと思いました。この赤本はpublic_yusukeに譲っていただきました。かなり助かったので大変感謝しています。この赤本は問題を年度ごとではなく分野別に分けていて、難易度も付与されていたので、こちらの方が合っている受験生もいるのではないかと思います。
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本番まであまり時間がなかったので、化学は物質の構造、有機化学、高分子化合物に絞って勉強しました。英語と物理は4問くらいやった気がする。数学は6割くらい解きました。ちなみに数学は去年と一昨年の分を授業中に解いていた。それから前年の物理と化学をやりました(これもネットに載ってた)。このころは一日10時間くらい勉強してた気がする。
解答用紙に名前を書く欄がなくて、受験番号(とその下二桁)を書くだけでした。なんで?大岡山キャンパスだったので二日目帰るときにチーズケーキだけ撮ってきた。f:id:season1618:20210309213016j:plainf:id:season1618:20210309213020j:plain
体感が

  • 数学180/300
  • 英語70/150
  • 物理120/150
  • 化学80/150
  • 合計450/750

だったので手応えは微妙でした。


一般選抜合格者学院別得点
https://admissions.titech.ac.jp/admission/college/pdf/R3_zen_kou_tokuten3018406.pdf
数学230点はかなり驚いたし、他の人の開示を見る限り結構高いみたい。一方で他の三教科はあんまり取れてない。特に物理で点が取れなかったのが悔しい。本番で誤読しまくってたし計算大変だった記憶。合計は情報理工学院の中では低い方だし、首席には到底及ばないですね。

感想

筑波に落ちた以外は全て望み通りの結果だった。4年間社会から放っておいてもらえる権利を得ることができました。いっぱい勉強します。